「ServersMan」がIPv6ネイティブ対応、オンラインストレージとの連携機能も


IPv6アクセス有効の設定画面(ServersMan@Android)

 フリービット株式会社は14日、各種デバイスをサーバー化する「ServersMan」シリーズをアップデートし、PC向けソフトの「ServersMan@Desktop 4.1β」と、Android向けアプリ「ServersMan@Android 4.1β」の提供を開始した。iPhone向けアプリの「ServersMan@iPhone 4.1β」も近日公開の予定。

 「ServersMan」シリーズでは、仮想化技術によってアプリに固定のグローバルIPv6アドレスを割り当てているが、これまでは仮想化ネットワーク以外からのルーティングを遮断していた。今回のアップデートにより、ユーザーが設定することで外部のIPv6ネットワークから直接ServersManにアクセスできるようになり、ServersManをインストールしていないIPv6機器とも直接連携ができるようになった。フリービット子会社の株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)では、ソフトのインストールだけでIPv6接続が可能となるサービス「Feel6@DTI」を開始している。

 また、Android向けアプリの「ServersMan@Android」には、ホーム画面から直接ログインできるウィジェット機能と、好きなフォルダーへのショートカットを表示する機能が追加された。

IPv6アクセス有効の設定画面(ServersMan@Desktop)ホーム画面へのウィジェット機能(ServersMan@Android)

 DTIが提供するオンラインストレージサービス「ServersMan@Disk」も、ファイル管理機能の強化やServersManシリーズとの連携機能などのアップデートを実施した。

 ServersMan@DiskのWindows版クライアントには、ごみ箱機能や、ディスク利用容量の円グラフによる確認機能、ファイルの履歴保存世代数を設定できる機能を追加。ウェブ版のインターフェイスには、ドラッグ&ドロップによるデータの移動機能や、ファイルのソート機能、ファイルの全選択・複数選択機能、画像ファイルのサムネイル表示機能、メールによるファイルの公開機能を追加した。

 また、ServersManシリーズのアップデートにより、ServersMan@DiskとServersManシリーズの連携機能も実現。スマートフォンで撮影した写真をそのままServersMan@Diskに保存したり、VPSサービスの「ServersMan@VPS」と連携してクラウド上のファイルを直接VPSから操作するといった使い方が可能となった。

ディスク利用容量のサマリー画面ファイルの履歴保存世代数の選択

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(三柳 英樹)

2011/6/14 18:06