Firefox 5の“リリース候補版”が公開、正式版は6月21日深夜公開予定


 Mozillaは15日、Firefox 5の“リリース候補版”に相当するベータ版を公開した。Firefoxのベータチャンネルを通してアップデートされ、現在ベータ版をインストールしているユーザーには48時間以内に自動的にアップデート通知される。また、Firefox Mobile利用者は、Androidマーケットからベータチャンネルに参加して入手できる。

 現時点でFirefox 5の正式版は、日本時間6月21日深夜に公開予定となっている。

 Mozillaでは、Firefoxのリリース間隔を短縮することを2011年4月に発表している。これは、ウェブの進展に開発スピードを合わせるためのもので、これに伴ってFirefox 5も早い段階で公開されることになった。その意味で、これまでのFirefoxのメジャーバージョンアップとはやや意味合いが異なっている。

 Firefox 5では、CSSアニメーションへの対応、パフォーマンスの強化、HTML5やCanvasなどといったウェブ標準への対応強化など、さまざまな新機能や変更が含まれている。また、今回のリリース候補版公開に伴い、アドオン開発者に対しては互換性の確認を早急に行うことが推奨されている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/6/16 12:18