Hotmailに新機能、OutlookやGmailと同様のショートカットも利用可能に


 米Microsoftは23日、ウェブメールサービス「Windows Live Hotmail」に追加した新機能について発表した。新たにOutlookとほぼ同じマウスの右クリックメニューやキーボードショートカットなどに対応。また、デフォルトメール設定も利用できるようになったことで、Outlookユーザーには利用しやすくなったといえそうだ。

 新たなHotmailでは、受信トレイのメッセージを右クリックして表示されるメニューに、「返信する」「全員に返信する」「転送する」の項目が追加された。これまでも「開封済みにする」「削除する」「迷惑メールに登録」「移動する」「メッセージソースを表示する」の項目があったが、追加された項目は使用頻度が高く、右クリック操作で作業を高速化できる。

 さらに、Outlookの多くのキーボードショートカットが、Hotmailでもサポートされた。例としては、「Ctrl+N」で新規作成、「Ctrl+Enter」でメッセージ送信などである。利用できるキーボードショートカットについては、一覧のページも用意されている。

 また、GmailとYahoo! Mailで使用頻度が高いキーボードショートカットも、Hotmailでも利用できるようになった。ショートカットの切り換えは、オプションメニューから変更できる。

 Hotmailの新規メール作成時に、デフォルトで使用するフォントと署名の設定もできるようになった。これはHotmailのオプションから設定可能だ。Outlookでは既に利用できていた機能だが、Hotmailではメールごとに毎回カスタマイズする必要があった。

 そのほかにも、戻るボタンや添付ファイル保存の仕様が改善されたほか、ごみ箱フォルダーに「削除済みメッセージの復元」メニューが用意され、メールを回復できる機能も追加された。また、サイトではHTML5を使うことで、Hotmailの動作速度も改善されたとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/6/24 12:27