NIFTY-ServeのGOコマンドやモデム音をAndroid/iPhoneでも、体験アプリ公開


 ニフティ株式会社は19日、パソコン通信サービス「NIFTY-Serve」を体験できるコンテンツ「Welcome to NIFTY-Serve」のスマートフォン向けアプリを公開した。Android 2.1以上搭載の端末と、iOS 3.1以上搭載のiPhone 4/3GSに対応する。それぞれ、Android Market、App Storeからダウンロードできる。

「Welcome to NIFTY-Serve」スマートフォン向けアプリ

 Welcome to NIFTY-Serveは、ニフティの創立25周年記念企画として、PC版をすでに4月15日から提供していたもの。今回公開したスマホ版アプリでもそれと同様に、1996年当時の「パソコン通信」の各サービス画面を体験できる。「フォーラム」では、「GOコマンド」で遷移することが可能。「掲示板」では、Twitter上でハッシュタグ「#nifty25」を付けて投稿されたイートが表示される仕掛け。また、アプリケーションの起動時には「ピー、ガー……」という懐かしのモデム音が鳴るという。

 ニフティによると、PC版は公開から3週間で約30万PVのアクセスがあったという。また、TwitterやFacebookでも多くの反響があり、その中で「スマートフォンでも使いたい」という多くの要望があったことで、今回のスマートフォン向けアプリの提供開始に至った。

 ニフティは1986年2月に「株式会社エヌ・アイ・エフ」として創業。当初は米国のパソコン通信サービス「CompuServe」の日本国内向け販売を手がけていた。翌1987年4月15日に、NIFTY-Serveを提供開始。パソコン通信を代表する商用サービスとして利用者が拡大していったが、その後、インターネットの普及とともに利用者が減少したことから、2006年3月末にサービスを終了した。


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(永沢 茂)

2011/7/19 15:15