米国スマホ市場シェアでAndroid OSが首位、Appleは端末メーカー首位を維持


 米調査会社大手のNielsenは27日、米国スマートフォン市場におけるOSと端末メーカーのシェア調査結果を公開した。GoogleのAndroid OSが3月調査に引き続いて首位を維持、スマートフォン端末メーカーとしては米Appleが首位であることがわかった。

 調査結果によると、OSシェアの内訳は、Android OSが39%、Apple iOSが28%、RIM BlackBerry OSが20%、Windows Mobile/Windows Phone 7が9%、Palm/HP WebOSが2%、Symbian OSが2%。

 端末メーカー別で見ると、iOS端末を製造しているのはAppleのみで、そのシェアは28%。BlackBerryが20%だった。そのほかのメーカーでは、台湾HTCはAndroid端末で14%のシェアを占め、Windows Phone端末でも6%のシェアを占めている。他のAndroid端末メーカーとしては、Motorolaが11%、Samsungが8%、その他が6%となっていた。

 Nielsenは3月にも同じ米国スマートフォン市場調査結果を発表している。それを見ると、深刻な経営不振に陥っているBlackBerryのシェアが大きく減少した分、Android OSとApple(iOS)のシェアが増加する傾向が見てとれる。3月時点の調査結果では、Android OSのシェアは29%で、次いで2位Appleの27%とBlackBerryの27%が並んでいた。

 今回の調査結果では、3種のOSが横並び状態から、Android OSが一歩抜けだしたことと、AppleはOSと端末双方のシェアを維持したという傾向が理解できるだろう。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/7/29 11:23