GMOグローバルサイン、SSL証明書の発行サービスを段階的に再開


 GMOグローバルサイン株式会社は15日、認証システムの検査のために一時的に停止していた証明書の受付・発行サービスを段階的に再開すると発表した。

 同日より、クイック認証SSL、企業認証SSL、EV SSLについて再開した。ただし当面の間、一部自動化されている機能を目視による確認作業に切り替えているとしており、通常よりも発行までに時間がかかるとしている。このほかのサービスについては再開準備中で、再開が決まりしだい告知する。

 オランダの認証局DigiNotarへの不正アクセスの実行犯を名乗る人物が9月6日に声明を出し、ハッキングを行った複数の認証局の1つとしてGlobalSignも含まれていた。

 これを受けてGMOグローバルサインは7日、すべての証明書の発行を停止すると発表し、調査を進めていた。14日には調査・分析結果を公表しており、それによれば、米GlobalSignのウェブサイトを管理するためのウェブサーバーへ侵入された形跡を確認したが、証明書の発行に関する内部システムからは切り離されているため、認証局の重要なシステムへ侵入することはできないと説明している。


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(永沢 茂)

2011/9/16 18:10