Linux Foundation、スマホなどのデバイス向け新プラットフォーム「Tizen」を発表


 LiMo FoundationとThe Linux Foundationは27日、各種デバイス向けの新たなプラットフォームを開発するオープンソースプロジェクト「Tizen」を発表した。スマートフォン、タブレット、スマートテレビ、ネットブック、車載システムなどの各種デバイズでの利用を想定しており、2012年第1四半期に初期リリースを予定している。

 LiMo Foundationは、Linuxベースの携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを提供する団体で、ACCESSやパナソニックモバイルコミュニケーションズ、NECカシオモバイルコミュニケーションズ、NTTドコモ、Samsung、SK Telecom、Telefonica、Vodafoneなどが参加している。

 新たに発表された「Tizen」は、LiMoとLinux Foundationのオープンソーステクノロジーを統合。アプリケーション環境として、HTML5ベースのアプリケーションと、携帯電話向けアプリ配信の共通基盤であるWAC(Wholesale Applications Community)ベースのアプリケーションを利用。デバイスに依存しないアプリケーションが効率的に開発でき、クロスプラットフォームで展開できるとしている。

 27日には、IntelとNokiaのプロジェクトを統合したLinuxベースのプラットフォーム「MeeGo」も、今後数カ月をかけてMeeGoの開発者をスムーズにTizenに移行させると発表している。


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(三柳 英樹)

2011/9/30 14:30