「Google Search」のiOSアプリ、iPad向け新UIでより素早く、ビジュアルに


 米Googleは21日、iPad向けの新しいユーザーインターフェイス(UI)を導入した「Google Search」のiOSアプリを無料公開した。バージョンは「1.0.0.8117」で、iOS 4.0以上のiPad/iPhone/iPod touchに対応する。

 iPad専用の新UIでは、視覚的に検索できるよう特別の工夫が加えられている。まず、インスタントプレビューとGoogleインスタントが搭載されたため、検索ワードをタイプし始めると同時に検索結果が表示され始め、ページプレビューを見ることができる。

 検索結果画面でページをタップすると、そのページが、スライドする別のペインに読み込み始める。読み込み途中で右側にスワイプすれば、元の検索結果に戻れる。これによってページと検索結果を簡単に行き来でき、ページを読み込みながら、その合間に検索結果の先を読み進み、より望ましい情報にたどり着くことができる。

検索結果画面とアクセス先ウェブページのスワイプによる切り替え(Google Mobile公式ブログより画像転載)

 また、検索履歴のUIにも視覚効果が加えられた。右上のアイコンから検索履歴を表示できるのだが、インスタントプレビューが搭載されたため、検索履歴がテキストの羅列ではなく、ページプレビュー画面の大きなサムネイルの一覧になった。このサムネイルをスワイプしていくことで過去の検索履歴を閲覧できる仕組みだ。

検索履歴のサムネイル表示(Google Mobile公式ブログより画像転載)

 画像検索も改良された。検索結果の画像をタップすると、画像ブラウジングモードになり、選択した画像を大きく表示可能。右左にスワイプすると、他の画像を次々に表示できる。

 そのほかにも、右上の拡大鏡アイコンをクリックすると、そのページの重要な部分を即座にハイライトできるほか、Googleの「+1」ボタンや、Gmail、Google ニュース、Google カレンダーなどを「Apps」メニューから簡単に表示できるようになった。

 iPhone向けでも若干の改良がある。マイナーなバグ修正や、検索結果やページ表示のフルスクリーン表示モードが搭載されたとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/11/22 12:49