宿泊予約の「ベストリザーブ」と「宿ぷらざ」が統合。シェア拡大を目指す


リニューアルした「ベストリザーブ・宿ぷらざ」

 株式会社ベストリザーブと株式会社日本旅行は12月1日、両社が運営する宿泊予約サイト「ベストリザーブ」と「宿ぷらざ」を統合し、「ベストリザーブ・宿ぷらざ」としてリニューアルオープンした。ビジネスに強い「ベストリザーブ」とレジャーに強い「宿ぷらざ」を統合することにより、ビジネスとレジャー両用途で活用できるサイトとし、販売拡大を目指す。

 統合後の「ベストリザーブ・宿ぷらざ」は会員数200万人、契約施設数約1万件となる。ポイント制度は、「ベストリザーブ・宿ぷらざポイント」を新設し、宿泊代金の1%をポイントとして宿泊利用客に還元する。両社の従来サイトのポイントも引き継がれ、「ベストリザーブ・宿ぷらざ」のポイントとして利用できる。

 ドメイン名は、宿ぷらざの< http://www.yadoplaza.com >とベストリザーブの< http://www.bestrsv.com >の両方を残し、どちらのURLにアクセスしても「ベストリザーブ・宿ぷらざ」として利用できる形とした。

 「ベストリザーブ・宿ぷらざ」では、送客手数料が5%と安い点が特長。宿のメルマガ発行機能や特集で露出したり広告スペースへの掲示などのサービス付きで送客手数料8%のプランも用意されているが、利用を強制されることはなく、これまで送客手数料6~8%だった「宿ぷらざ」へ登録していた宿泊施設も、送客手数料5%へ引き下げできる。

 「ベストリザーブ・宿ぷらざ」は、システムはベストリザーブが開発・運用を行い、レジャーに強い日本旅行がツアープランを企画するといった協業体制で運用するという。ベストリザーブはこれまでビジネス用途の利用者にターゲットしていたため、日本旅行の「宿ぷらざ」と統合するにあたり、ルームチャージ料金だけでなく、旅館などで多いマンチャージ(人数単位の料金)料金に対応したほか、子ども料金の設定もできるようにした。

 「ベストリザーブ・宿プラザ」ではオープン記念キャンペーンとして、オリジナルプランを用意。ディズニーリゾートのシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルがディズニーリゾートの1dayパスポート・朝食付で1人1泊1万4500円から、東京・お茶の水の山の上ホテルが朝食付で1人1泊7250円から、ホテルオークラ神戸が朝食バイキング付1人1泊5000円からなど、お得なプランを揃えている。



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(工藤 ひろえ)

2011/12/2 06:00