ソーシャル活用売上ランキング1位はユニクロ、日経BP調査


 日経BP社は22日、「ソーシャル活用売上ランキング」を発表した。調査はマーケティングに関する専門メディア「日経デジタルマーケティング」が2011年12月28日から2012年1月17日までネット経由で実施し、1万5164人から有効回答を集めたもの。ソーシャルメディアの活用度と消費者の行動を指数化してランキングを作成した。

 調査では、Facebookのファン数とTwitterのフォロワー数の合計値が高い企業・ブランド(ネット専業企業などは除く)を対象として抽出。ソーシャルメディアを通じてどの程度顧客にリーチできているかを示す数値「リーチスコア」と、消費者が商品購入やサービス利用へと行動が変化したかを表す数値「消費行動スコア」を算出し、双方を統合して偏差値化したものを「総合スコア」とした。

 それによれば、総合スコアが最も高かったのは「ユニクロ」で81.0ポイント。同社はFacebookとの連動企画で、店頭で位置情報登録すれば最大2000円の割引クーポンが当たるキャンペーンを実施し、20万人超を店舗に誘導した実績がある。2位は「ローソン」で75.6ポイント、3位は「無印良品」で75.2ポイント、4位は「全日本空輸」で74.8ポイント、5位は「スターバックス」で74.2ポイントだった。

 トップ20内に最も数多くランクインした業種はファストフードだった。女性の支持が高かったという9位の「日本サブウェイ」(64.7ポイント)を筆頭に、10位に「マクドナルド」、11位に「モスバーガー」、15位に「ケンタッキーフライドチキン」と4社がランクインした。また、コンビニエンスストアからも3社がランクインし、ローソン以外では18位に「ファミリーマート」、20位に「セブン-イレブン」が入った。


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(増田 覚)

2012/2/22 17:44