頓智ドット「tab」にユーザーフォロー機能、“目利き”情報に出会いやすく


 頓智ドット株式会社は23日、ネット上や外出先で発見した興味や関心を行動に結び付けるサービス「tab」のウェブ版において、ユーザーをフォローできる機能を追加した。

 tabは雑誌をパラパラとめくるような感覚で、新着順や人気順、場所、フォローなどで表示されるコンテンツ(tab)を閲覧し、お気に入りに登録できるサービス。iPhoneアプリ「tab light」では、現在地付近のお気に入りtabを抽出し、過去に興味を持ったものをリマインドしてくれる。

 従来はユーザーが作成したtabをフォローすることのみが可能だった。これに対してユーザーフォロー機能は、友だちや特定のジャンルに詳しい“目利き”のようなユーザーが作成したtabを一括でフォローするもの。相手が将来作成するtabもフォローできる。tabのプロファイルページからFacebook上の友だちを探すことも可能だ。

 tabは6月のサービス開始から約2カ月が経過し、東京中心だった投稿も全国に拡大しつつあるという。そのため、ユーザーフォロー機能と検索機能を組み合わせて、自分の活動場所に近い情報を投稿するユーザーをフォローする使い方もできる。

 頓智ドットによれば、お互いにtabをフォローしあう関係にあるユーザー同士はこれまで、そうでないユーザーに比べて、作成した情報がお気に入りに入れられる割合が5倍を上回っていたという。

 この傾向は、仲の良い間柄で情報を交換・共有する行為のように見受けられるが、相互フォローの関係にあるtabユーザーのうち、すでにFacebook上で友だち関係だったのは47%にとどまり、過半数はFacebookでつながっていなかったと指摘する。

 「この結果からtabでは、見知らぬ他人同士がまずお互いの価値観やセンスに惹かれあい、次に興味関心の部分での交流を通じて関係が深まっていくという、新しい友人関係の構築・深め方が見て取れる。」(頓智ドット)



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(増田 覚)

2012/8/23 15:56