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国内ツイートの7割がスマホから、7月は「選挙」「パーナ」などが話題に

 NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は6日、2013年7月の国内Twitter利用動向を発表した。

 BIGLOBEが計測し、Twitterユーザー向け情報サイト「ついっぷるトレンド」において毎月報告しているもの。7月(7月1日4時~8月1日4時)の日本の総ツイート数は21億244万50件で対前月比108%。投稿元は、スマートフォンが69.8%、PCが13.6%、API(BOT等)が8.1%、携帯が4.1%、連携サービスが1.0%、iPadが0.6%、携帯/PCなどの区別がつかないものが2.8%だった。スマートフォンは1月には60.8%だったが、半年で9ポイント増加し、ほぼ7割を占めるまでになった。

 7月の月間話題度ランキングトップ10は、1位「選挙」(最多投稿日7月21日)、2位「パーナ」(同7月27日)、3位「七夕」(同7月7日)、4位「地震」(同7月17日)、5位「投票」(同7月21日)、6位「NHK」(同7月21日)、7位「中止」(同7月27日)、8位「北海道」(同7月7日)、9位「クーラー」(同7月15日)、10位「バロン」(同7月19日)。

 7月21日に投票が行われた参議院選挙に関連して「選挙」「投票」「NHK」という3つのワードが月間トップ10にランクインした。また、同日のホットワードランキングでは「選挙」(1位)、「投票」(2位)、「山本太郎」(3位)、「当確」(4位)、「石破」(6位)、「当選」(9位)という6つの選挙関連ワードがトップ10にランクイン。さらに50位以内にも「ワタミ」「池上」「テレ東」「自民党」「猪木」など、選挙関連ワードが多数ランクインしたという。

 なお、7月21日のツイート数は、テレビで開票速報が始まった20時ごろから増え始め、ピークとなった23時ごろには5分間で約60万件を超え、この約3時間のツイート数は通常よりも410万件以上多かったとしている。

参院選挙の投票・開票があった7月21日のホットワードランキング

 月間話題度ランキング2位の「パーナ」は、男性アイドルグループ「NEWS」のファンの通称だという。7月27日、同グループのライブが豪雨によって翌日に順延になったことから、宿泊先を確保していないファンによる「泊めてくれる人いませんか」といったツイートが多数投稿されたほか、「行方不明になったファンがいる」などの真偽が定かでない情報も拡散され、大量のツイート/リツイートがなされたとしている。

 同じ7月27日には、隅田川花火大会と立川花火大会も豪雨で中止になったことから、「中止」が7位にランクインしている。この日は19時30分ごろから関連するツイートが急増。1日の総ツイート数は、通常の土曜日と比べて120%の7400万件を超えたとしている。

豪雨によって「NEWS」のライブや隅田川花火大会、立川花火大会が中止になった7月27日のツイート数の推移

 7月の各日のデイリー話題度トップワードは、31日間のうち9日間で「LINE」。6月に引き続き、トップとなった日数が最も多かったが、30日間のうち11日間を占めた6月よりは1位の日数が少なくなり、代わって7月は「夏休み」「七夕」「花火」などがトップの日も目立つ。また、「耳をすませば」「バロン」(猫の恩返し)といったスタジオジブリ映画や、「モンスターズ・インク」といったディズニー映画のワードも、それぞれテレビ放送された日にトップに入っている。

7月各日のデイリー話題度トップワード

(永沢 茂)