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スマホ利用中に“衝動ポチり買い”、NTTアドが実態調査

 株式会社NTTアドは9日、ネットショッピングに関するインターネットアンケート調査の結果を発表した。回答者は10~50歳代の男女1000人。このうち37.0%が、スマートフォン利用中の“衝動ポチり買い”を行ったことがあるという。

スマートフォンでのネットショッピングにおける行動パターン調査の結果

 今回の調査は、スマホを利用していて、なおかつ直近1年以内に有形商品のネットショッピングを経験したことのある人が対象。回答者は各年代ごとに200人ずつで、男女比は500対500。調査期間は2014年11月28~30日。

 ネットショッピングにおける行動パターンを複数回答で聞いたところ、「ネットサーフィンなどで偶然見つけた購入した」が32.7%だった。このほか、「友人や知人たちのSNSでの情報により衝動的に購入した」が5.9%、「友人や知人たちと実際に会って会話中に商品の話題が出て、盛り上がり衝動的に購入した」も3.3%いた。この回答3項目のうち最低1つを選択した回答者は全体(1000人)の37.0%で、NTTアドではこの層を衝動ポチり買いの経験者と定義している。

 衝動ポチり買いの経験者数を年代で比較したところ、最も多かったのは30代で42.0%だった。また、性別比較では男性32.4%に対し女性41.6%と、約10%の差が出た。スマートフォンの利用年数なども加味した結果、NTTアドでは「スマホ経験年数が5年以上の30代女性」を衝動ポチり買い経験が最も多い属性と分析している。

 また、衝動ポチり買いの経験者は、未経験者に対して平均購入金額が高い傾向となった。書籍・コミックの平均購入金額の比較では、衝動ポチり買い経験者が5305円だったのに対し、一方の未経験者は2887円だった。

平均購入額を“衝動ポチり買い”の経験有無で比較した結果

(森田 秀一)