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「ふるさと納税」でいくら控除された? 2023年(令和5年)の住民税、控除額を確認するには?

計算方法と「住民税決定通知書」の見方を徹底解説

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あなたの住民税、なぜその金額? 計算方法と住民税決定通知書の見方を徹底解説【2023年(令和5年)版】


 サラリーマンの人は今月(6月)の給与明細と一緒に住民税の決定通知書を受け取るはずだ。個人事業主は住民税明細書と納付用紙(納税通知書)が6月上旬に郵送され手元に届いているだろう。通知書・明細書には「所得割額」「均等割額」「調整控除額」など、なじみのない言葉や算出根拠の分からない金額が書かれている。受け取った住民税の通知書・明細書、あるいは給与明細の所得税と住民税の金額をジックリ見ると、さまざまな疑問を持つ人がいるだろう。

  • いつも所得税より住民税が高いんだけど……なぜ?
  • 所得税は前年より減ってるのに住民税は増えてる……なぜ?
  • 6月だけ住民税がチョット高い……なぜ?
  • 新卒から入社2年目、突然、住民税の天引きが始まった……なぜ?
  • 自分が住む○○市は住民税が高いらしい……なぜ?

 この記事では、こうした住民税に関するさまざまな「なぜ?」を解き明かしたい。最初にお伝えしておくと、“この記事はやたら長い”。到達点として最後まで読まれた人はご自身の通知書に書かれた「市民税所得割」「県民税均等割」「調整控除」などが算出できて納税額がピターッと合うことを目指している。「そこまで詳しく知る必要はない」「ふるさと納税の確認がしたい」という人は目次から必要そうな項をツマミ読みしていただきたい。来年、令和6年から住民税は全国民が増税されることも決まっている。「えっ、知らない」という人にも住民税に関する様々な情報をお伝えしよう。

[目次]

  1. 住民税とは
  2. 住民税はいくら納める?〔住民税額の計算方法〕
    -住民税は「所得税」から始まる
    -住民税は「所得割額」+「均等割額」
    -住民税の主役「所得割額」の計算式は所得税に似ている
    -「調整控除」は住民税の分かりにくさの象徴=負の遺産
    -「所得割」を源泉徴収票から計算してみよう
    -「年収」と「所得」は、源泉徴収票も住民税通知書も同じ金額
    -「所得控除」は所得税と住民税で控除額に差があり、要注意
    -負の遺産、超~分かりにくい「調整控除額」を計算する
    -市民税・県民税の「所得割額」を計算しよう
    -県独自の超過課税で差がある「均等割額」
    -「均等割額」の計算は簡単
    -「ふるさと納税」を確認する
  3. あなたの住民税をサクッと計算!〔住民税額シミュレーションツール〕
    -「住民税額シミュレーションツール」で半年前に納税額が分かる
  4. 住民税はいつから納める? パートやアルバイトは?〔住民税の注意点〕
    -住民税の納税時期、「普通徴収」と「特別徴収」
    -住民税の「時間差攻撃」に注意
    -スマホで納税「eL-QR」がスタート
    -住民税はいくらまで非課税? パートやアルバイトは注意しよう
  5. 最後に
    -住民税の「復興特別税」は令和5年度まで
    -令和6年から始まる住民税の増税
    -環境名目の自治体の超過課税はどうなる

2023年6月20日掲載の記事で続きを読む