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年末調整の書き方 わかりやすい記入例まとめ【2023年(令和5年分)】 基礎控除申告書などの必要書類を図解、収入金額や給与所得の計算方法・保険料控除の算出手順も紹介
2023年11月10日 19:50
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年末調整の書き方【2023年(令和5年分)最新版】3枚の申告書の記入例まとめ ~今年の変更点は? そもそも年末調整とは?
「年末調整」と聞いて気が重くなる読者がいるだろう。お手元には生命保険会社から保険料控除の証明書が届いているはずだ。ここでは「書き方が分からん」を解決、超時短ができる裏技、面倒な生命保険料控除を簡単に計算するツールの紹介、「期限を過ぎた」ときの対応策など、年末調整の書き方を4回に分けて図解で詳しく説明しよう。
サラリーマンは年末調整に記入した内容で所得税の納税額が決まる。それが反映されたのが源泉徴収票。源泉徴収票は各自治体に送られ住民税の納税額が決まり、来年6月に住民税の通知書を受け取る。サラリーマンの税金はこの年末調整がスタートとなる。控除の記入漏れがあると所得税も住民税も多く納税することとなるので注意したい。これから寒くなる時期となり、年末調整、源泉徴収票、確定申告など(心も寒くなる?)税金の話題が増えるので、少し税金に関心を持っていただきたい。
2023年(令和5年分)年末調整の書き方[目次]
初回はまず、「今から急いで書きたい。詳しい解説よりも記入例だけ見たい」という人向けに、3枚の申告書の記入例を紹介しよう。収入から所得を算出する方法など、記入例だけでは理解しづらい部分もあるが、急ぐ人は参考にしていただきたい。
※記入例の画像はクリック/タップで拡大。さらにPCで閲覧している場合は、拡大画像の左上にある「+」アイコンをクリックすると、より高解像度な元画像を表示できます
年末調整の基礎控除申告書で「収入金額や給与所得がわからない」を解決! 超時短な計算方法も伝授! 2023年(令和5年分)年末調整の書き方<2>
2回目となる今回は、「令和5年分 給与所得者の基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」という、ウルトラスーパーアホみたいに長い名称の申告書について記入手順を詳しく見ていこう。
この申告書には「基礎控除申告書」「配偶者控除等申告書」「所得金額調整控除申告書」の3つの申告書が1枚に収められている。大きく分類すると3つだが、記入作業で見ると6つのブロックに分けられる。上段は会社名や自分の氏名、住所などを記入する欄。この申告書の主役は中段の4ブロックで、左側が自分の所得と基礎控除、右側は上から順に配偶者の情報、配偶者の所得、配偶者控除となっている。下段は「所得金額調整控除」だ。
フォーマットが変更されてから4回目の年末調整となるが、年に一度ということもあり、「収入金額」「所得金額」の文字に「収入金額? 所得金額? どう違うの? どいうこと?」と頭を悩ませる人が多いようだ。分かりにくい中段の主役部分の記入の流れから説明していこう……