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個人情報保護委員会、個人情報保護の観点で問題山積みのシンポジウムサイトを立ち上げる

 個人情報保護委員会が主催するシンポジウムの告知および申し込みサイトが、およそ個人情報保護をアピールする団体が提供するサイトとは思えない数々の問題点があるとして、ネット上で批判が相次いでいる。

 これは「認定個人情報保護団体シンポジウム」の開催にあたって、個人情報保護委員会が用意した専用サイトなのだが、政府ドメイン名であるgo.jpではなくjpドメインであるほか、個人情報の取り扱い主体を明記していないなど複数の問題があるというもの。今回の件、最初に具体的な問題点を指摘したのはセキュリティ研究者の高木浩光氏だが、ウェブに携わる人であればサイトを見るだけですぐに気付くレベルの問題点が散見され、およそ個人情報保護を目的とした団体の作るサイトとは思えないというのがもっぱらの評判。8日になって個人情報の取り扱い主体は修正されたようだが、高木浩光氏が2014年に同様の指摘を行った「経済産業分野における個人情報保護ガイドライン説明会」のサイトはその後、案の定、ドメイン名失効に伴って第三者に取られており、今回も同じ轍を踏むことになりそうだ。