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クラウドファンディング「CAMPFIRE」、過去プロジェクトのコメントを閲覧停止で物議

 クラウドファンディングサービスの「CAMPFIRE」がコメント機能をリニューアルし、新規に公開するコメントを出品者が選べるようになったほか、過去のコメントも削除されることが判明し、利用者の間で物議を醸している。

 このリニューアルは8月22日付で行われたもので、これまでのFacebookのプラグインを利用したコメント機能から、CAMPFIRE独自のコメント機能へと変更された。これだけなら単なるシステムの入れ替えということで済むのだが、問題はこれによって、コメントの公開がプロジェクトオーナーの裁量で行えるようになったこと。つまり発送の遅延など、出品者にとって都合の悪いコメントを支援者に一切見せないという選択が可能になったほか、また、過去のプロジェクトページ上のコメントも2020年1月10日をもって閲覧できなくなることが予告されている。プロジェクトの支援に際しては、過去のプロジェクトでのやりとりが出品者の素性を判断するのに役立つことも多いが、今回のリニューアルにより、これらの手がかりが失われるため、利用者の間で物議を醸しているというわけ。なお、CAMPFIREではリニューアル告知の中で、過去のコメントは「ページを保存する」などの方法で保存するよう呼び掛けている。