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Windows 11で大容量ファイルの転送速度が40%遅くなる不具合、半年かかってようやく解消
2023年3月9日 13:04
Windows 11のバージョン22H2で発生していた、大容量ファイルの転送速度が極端に遅くなる不具合が、ようやく解消される運びとなった。
これは2022年10月に発見された問題で、数GBを超える大容量のファイルをSMB経由やローカルでコピーしようとすると、転送速度が最大40%低下するというもの。Microsoftでは、robocopyやxcopyなどサードパーティ製ツールを使ってコピーするよう案内していたが、このたび更新プログラム「KB5022913」でようやく解消されたことが、3月6日になってアナウンスされた。これらの問題を修正したバージョンは、2022年12月のWindows 11 Insider Previewでテストされていたが、そこからリリースまで約3カ月と、問題発覚から半年かかってようやく解決したことになる。なお、この「KB5022913」は、一部のサードパーティ製のUIカスタマイズアプリを搭載しているとWindowsが起動しなくなる問題が確認されており、インストール前にそれらアプリをアンインストールすることが推奨されているので注意したい。
- Slower SMB read performance for large files in 22H2(Microsoft Community Hub)
https://techcommunity.microsoft.com/t5/storage-at-microsoft/slower-smb-read-performance-for-large-files-in-22h2/ba-p/3643332 - Windows 11, version 22H2 known issues and notifications(Microsoft Learn)
https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/status-windows-11-22h2 - Microsoft confirms performance degradation in Windows 11 22H2 when copying large files(Neowin)
https://www.neowin.net/news/microsoft-confirms-performance-degradation-in-windows-11-22h2-when-copying-large-files/