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Google対抗を目指したサブスク型検索エンジン、登場から2年余で白旗。他社に売却が確定

 広告なし、サブスクリプションモデルを採用して注目を集めた検索エンジン「Neeva」が、登場からわずか2年でギブアップ。ウェブサイトの閉鎖と、他社へ売却されることが発表された。

 Neevaは、Googleの元メンバーが中心になって開発された検索エンジンで、広告なし、サブスクリプション型のビジネスモデルを採用することが特徴。登場した2021年当時はネット上でプライバシーにまつわる問題が噴出していた時期でもあり、この斬新なコンセプトは注目を集めたものだが、通常のユーザーに検索エンジンを切り替えさせるのは困難であることが分かったとする事実上の敗北宣言を、数日前にブログで発表。数週間以内にサイトを閉鎖し、新たな注力分野に移行することを宣言した。さらにその3日後には、米Snowflake社に買収されることが発表され、今後は同社のもとで、AIを用いた検索エンジンの開発を続行するようだ。日本への上陸はしていなかったため国内ではあまり話題にならなかったが、海外では期待も高かったNeevaが手も足も出ずに撤退したことに、衝撃を受けている人は少なくないようだ。