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Web会議では顔出しは避けたいが、話す側としては表情が見えず不安…矛盾した調査結果

 Web会議で自らは顔を隠したがる一方で、カメラがオフでは相手の反応や表情が分からないことがWeb会議の不満になっているという、一見矛盾した調査結果が公開された。

 これはイトーキが従業員100人以上の首都圏の企業に勤めるハイブリッドワーカー2000人に対して行った調査で明らかになったもので、それによるとWeb会議で感じる不便・不満の1位は「途切れや遅延などの通信品質」で38.9%、2位は「相手のカメラがオフで、反応/表情が分からない」で32.6%となっている。ただし、顔を映さなくとも問題ないなどの理由で自らカメラを基本的にオフにしている人の割合は62.1%にも上るなど、実際の行動とのギャップが浮き彫りになっている。カメラはオンにしておいたほうが発話者としての不便・不満は軽減されるが、逆に顔を出すことで聴く側としてはストレスが高まりかねないという、難しい状態にあることを示唆した結果と言えそうだ。アンケートではほかにも興味深い項目が紹介されているので、詳しく知りたい方はイトーキのウェブサイトを参照されたい。

  • コロナで定着した「Web会議」、不便や不満を感じるのは「通信品質」と「相手の反応や表情がわからないこと」 イトーキが首都圏のハイブリッドワーカーのWeb会議事情を調査「顔のみえるコミュニケーション」がWeb会議の質を高める(ITOKI)
    https://www.itoki.jp/press/2023/2305_research.html