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Windows 11のシェアがようやくWindows 10超え……の翌月、Windows 10のシェアがなぜか再上昇の珍事

 減少を続けていたWindows 10の市場シェアが、8月のデータではプラスに転じていたことが明らかになった。

 これはStatcounterによる、デスクトップ用Windowsの世界市場シェアの調査結果によるもの。Windows 10は2024年8月においては64.14%のシェアを占めていたものの、その後はほぼ一直線にシェアを減らし、2025年7月の段階では42.88%となって、Windows 11(53.51%)にトップの座を譲っていた。サポート終了(EOS)が目前ということもあり、このままWindows 11にスムーズに世代交代が進むかと思いきや、このたび発表された8月のデータでは、Windows 10のシェアが45.53%と、約2.5ポイントもアップしたのに対し、Windows 11は49.08%と、約4.5ポイントもシェアがダウンし、このまま行くと再びWindows 10がトップを奪い返してもおかしくない状況になっている。

 時を同じくしてWindows 7も2.02%から3.59%へとシェアを増やしており、どちらかというとWindows 11が伸び悩んだことで他のバージョンが相対的にシェアを増やしたように見えるが、詳しい理由は分かっておらず、7月に発表された、Windows 10のサポート期間を1年間延長できる「拡張セキュリティ更新プログラム」(ESU)との関連性も不明なまま。ひとまず来月以降の変化に注目したいところだ。