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Xプレミアムを契約するとリーチはどのくらい伸びる? 1880万件以上のポストを調査した結果

 X(旧Twitter)の有料制サブスクリプションサービス「Xプレミアム」に契約するとリーチがどの程度伸びるのか調査した結果が話題になっている。

 これは、ソーシャルメディアマーケティングツールを提供するBufferが、過去1年間に7万1000アカウントから行われた1880万件以上のポストを調査したもの。その結果、Xプレミアムを契約しているアカウントのポストは無料アカウントよりもリーチの中央値が約10倍高くなることが判明したという。さらに「ベーシック」「プレミアム」「プレミアムプラス」という3つのサブスクリプションレベルによっても差が顕著で、ベーシックは無料アカウントとインプレッション数がわずかに異なる程度なのに対して、プレミアムは6倍、プレミアムプラスは15倍と激増するとしている。

 エンゲージメント率についても、2025年以降はXプレミアムと無料アカウントとの差が広がっており、無料アカウントではエンゲージメント率の中央値が0%にまで低下した。つまり、少なくとも半数のポストは、いいねやリプライ、リポストなどの目に見えるインタラクションを受けていないことを意味するとしており、無料アカウントではかつてのような反応が得られない要因になっているようだ。

 このほか、ポストにリンクを含むとパフォーマンスに影響があるとされており、特に無料アカウントではリンクをXで共有してもエンゲージメント率の中央値は0%のため、実質的にリンク先は表示されていない状態になっているとの指摘など、興味深いデータが示されている。