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「スラッシュドット・ジャパン」跡地に2015年のキャッシュを用いた偽サイトが登場

 2015年に閉鎖されたニュース掲示板サイト「スラッシュドット・ジャパン」の当時のドメインが第三者に取得され、過去のキャッシュを用いたと思われる偽サイトが登場している。

 現在公開されているのは、名称を「スラッシュドット・ジャパン」から「スラド」に改めドメインを移転した2015年5月11日の直前のデータで、Wayback Machineにキャッシュされている同年5月9日9時46分49秒時点のデータをそのままコピーしていると見られる。あからさまな改変の跡は見られないが、過去のキャッシュである事実を伏せていることに加えて、ログインフォームも残っており、フィッシング目的で設置されている疑いは捨て切れない。

 スラッシュドットジャパン管理人(初代編集長)だったオリバー・M・ボルツァー氏と思われるXアカウントでは、「私を含め、関係者は誰も関与してません」と注意を促している。ログインの操作をしないことはもちろん、アクセスすることも避けた方がいいだろう。ちなみにドメインの移転先である「srad.jp」についても2025年3月31日にサービスを終了しており、こちらもすでにアクセスができなくなっている。