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日本漫画界が存亡の危機? 「コミスタ」販売終了でプロから同人作家まで悲鳴

 通称コミスタこと「ComicStudio」といえば、プロから同人に至るまで、漫画の制作には欠かせないソフトだ。特に近年はデジタル化によって、従来の手描きからコミスタへと移行した人も多く、国内での漫画制作においては事実上のデファクトスタンダードと言える存在だ。今年いっぱいで販売を終了することが2011年12月時点で告知されていたコミスタだが、いまユーザーの間でちょっとした騒動になっている。後継ソフトとして「CLIP STUDIO PAINT」が発売されているが、機能が完全な上位互換とは言い難く、商業作品の制作には不向きというプロの漫画家もおり、コミスタの継続を希望する署名活動が始まっている。コミスタを中心に作業環境を整えているプロ漫画家も多いだけに、ある意味で日本漫画界の存亡の危機に直面しているといっても過言ではない。発売元であるセルシスの対応が今後注目される。

【お詫びと訂正 17:40】
 記事初出時、「コミスタが今年いっぱいで販売およびサポートが終了する」としていましたが、サポート終了期間は未定です。お詫びして訂正いたします。

◇新ペイントツール 「CLIP STUDIO」についてのお知らせ
http://www.clip-studio.com/clip_site/mypage/newsdetail?publish=201112&f=2011120602
◇ComicStudioの継続を希望するTweetまとめ #コミスタ継続希望(Togetter)
http://togetter.com/li/469461
◇マンガ制作ソフトComicStudio
http://www.comicstudio.net/

(tks24)