【事業計画】
米Microsoft、企業向けのWebサービス計画「Jupiter」を発表
■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Oct02/10-08JupiterPR.asp
米Microsoftは8日、企業向けのWebサービス計画「Jupiter」(開発コード名)を発表した。同社のeビジネス用サーバーを統合し、企業のITシステムや業務処理の接続を支援するものだ。
Microsoftは、Jupiterの技術セットを、今後18ヵ月かけて2段階で提供する。これらには、業務処理の管理や監視機能、XML Webサービスへの対応強化、「Visual Studio .NET」と「Office」との統合強化による開発者や情報技術者へのサポート強化などが含まれている。
Microsoftによると、従来のeビジネス用のレガシーソフトウェアは、大半が企業独自のものであり、非常に複雑で他のシステムと接続することができない。Jupiter計画はこの問題に取り組むもので、Microsoftのアプリケーションを最適に組み合わせて、企業のインフラを簡素化するとともに、情報やユーザー、業務処理に接続、分析、対応するためのソリューションを提供するとしている。
Microsoftは2003年後半に、Jupiterの第1セットを提供開始する予定。これらには、業務処理の自動化、ワークフロー、「Business Process Execution Language」(BPEL)への対応、統合開発環境などが含まれる。
さらに、2004年前半に提供開始予定の第2セットでは、コンテンツ管理、商取引サービス、カタログ管理、キャンペーン管理、サイトの管理および分析、パーソナライズなどに対応する予定だ。
(2002/10/9)
[Reported by 江藤 浩幸]
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