【実験】
Internet2、IPv6環境下で通信速度348.22Mbpsの新記録を達成
■URL
http://archives.internet2.edu:8080/guest/archives/I2-NEWS/log200210/msg00005.html
米国における次世代インターネット研究開発コンソーシアムの「Internet2」は30日、IPv6環境下で行なった実験で、通信速度348.22Mbpsの新記録を樹立したと発表した。
発表では、9,000マイル(1万4,800km)以上離れた二地点において、CD-ROMのコンテンツをIPv6を用いて17秒未満で転送したという。この平均速度は約348.22Mbpsで、典型的なモデムの6,000倍以上の速度だとしている。Internet2では、以前より広大な帯域幅を消費するアプリケーションのコンテスト“帯域幅コンテスト(I2-LSR)”を実施している。
ARNES(the academic and research network of Slovenia)の技術監督Avgust Jauk氏はこの実験について「この結果によって、いかに有効にIPv6を使用することができるかを証明した」と語っている。
また、RedIRIS(Spain's national research network)のネットワーク・マネージャーであるEsther Robles氏は「この試みが成功したことによって、ネットワークバックボーンが“ネイティブIPv6のデュアルスタックモード”を支援する準備をできていることを示している」と語っており、「これから大学や研究センターは、IPv6の配備を広げて、かつ在来のIPv6使用や配備を促進するために働くべきだ」との意見を述べている。
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(2002/10/31)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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