【調査結果】
スパム被害、過半数のユーザーに広がる
~Brightmailの欧州調査より
■URL
http://www.brightmail.com/
英Brightmailがこのほど発表したスパムメールに関する調査結果によると、世界中で配信される電子メール容量のうち38%はスパムであることが明らかになった。また、欧州でもスパムの被害は広がる一方で、英・仏・独におけるスパム被害は過半数のユーザーに広がっている現状が明らかになった。スパムの増加は、ここ1年でも顕著で前年同期比で4倍増となっているという。
配信されるスパムのうち、カテゴリー別では最も多いのが、金融関係の商品の広告で4割近くを占めている。これに続き、商品の広告となっている。また、成人向けの商品の広告も1割強とかなりの率を示した。
欧州、特に仏でのスパム被害が顕著になっている。仏では、回答者のうち67%が1日あたり1通以上のスパムを受け取っており、実質的にかなりの被害に遭っている現状が明らかになった。また、仏では、家庭ユーザーが受け取るスパムの数が、企業ユーザーが受け取るスパム数を上回った。これは、企業ではスパムをブロックする手段がとられるケースが多いことに起因しているという。
スパムの被害は増加する一方で、今後は家庭ユーザーの保護を各プロバイダーがどのように採っていくかに注目が集まっている。
(2002/10/31)
[Reported by Gana Hiyoshi]
|