【業界動向】
T-Mobile USAが米航空会社3社と提携、ホットスポットを空港ラウンジに設置
■URL
http://www.t-mobile.com/company/pressroom/pressrelease55.asp
独Deutsche
Telecomの完全子会社米T-Mobile USAは30日、American Airlines、Delta Air Lines、United
Airlinesと空港内の会員制クラブや空港ラウンジにホットスポットを設置することで合意したことを発表した。T-Mobile USAは、これら航空会社3社の特に利用者数の多い会員制クラブや空港ラウンジ100カ所にホットスポットを設置する予定で、目処がつき次第空港ゲートにも設置したい考えだ。
T-Mobile USAは、現在全米1800カ所にホットスポットを設置しているが、その内40カ所は空港のホットスポットだ。T-Mobile USAとの大規模な提携により、大手コーヒーチェーンのStarbucksにも多くのホットスポットが設置され、2003年初頭には米大手書店のBordersの書店内、喫茶室内にもホットスポットは設置される予定だ。T-Mobile USAが展開する「T-Mobile HotSpot Service」では、今年末までに2,000カ所以上にホットスポットを設置したいと考えており、これは米国で「最大かつ最も成長率も速い」ホットスポットネットワークであると主張している。
StarbucksやBordersという場所と異なり、空港での利用者はビジネスマンの利用が多いが、こうした箇所にホットスポット設置しているのはT-Mobile USAだけではない。例えば、WayportやBoingoといったワイアレスISPはすでに多数の空港にホットスポット設置しており、米大手携帯電話事業者のAT&T Wirelessも一部地域で設置を始めている。このように米国内の主要な空港では多数のホットスポットが設置され始めており、旅行する際のインターネット接続の選択肢として利用価値がありそうだ。
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(2002/10/31)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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