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ブロードバンドで“レゾナントコミュニケーション”を実現

NTT、FTTH普及期におけるサービスビジョンを発表

■URL
http://www.ntt.co.jp/news/news02/0211/021125.html

“レゾナントコミュニケーション”環境でのサービスイメージ
 NTTグループ(以下NTT)では、光接続によるブロードバンド環境が普及する5~10年後に向けての取り組みをまとめた「“光”新世代ビジョン―ブロードバンドでレゾナントコミュニケーションの世界へ―」を発表した。

 「レゾナントコミュニケーション」を、NTTでは“人や企業など世の中のあらゆるものが、ブロードバンドで双方向に/いつでも、どこでも、誰(何)とでもユビキタスにネットワークで結ばれ/安全、確実、簡単でユーザビリティーに優れ、世の中と共鳴しながら進歩する、光による新世代コミュニケーション環境”と定義している。同社はナローバンドからブロードバンドへの移行期である現在を“第2の変革期”と捉え、次にくるブロードバンド浸透期、すなわち“レゾナントコミュニケーション環境”で、時間と距離の克服が実現され、国や地域、世代や事業分野を越えて人や企業、モノが持つ知識・リアリティの共有化、“商”のボーダーレス化が進むと予測。これによって、個人が持つ“知”のグローバル流通が可能になり、個人が同時に複数の立場になれる「個倍化」(NTTによる造語)、および消費者・企業・コミュニティなど、各種の価値の連鎖が網の目のように広がっていく「Web的連鎖」の実現で、社会生活や企業活動に新たな変革がもたらされるという。

 このレゾナントコミュニケーション環境で実現するサービス例としては、香りや触覚、また感情やニュアンスを伝えられる「通訳電話・五感通信システム」、映像の類似検索やあいまい検索を可能にする「ビジュアルエージェント」、商品に付けたタグによって、外出先から自宅冷蔵庫の在庫を確認したり、リサイクル支援を行なう「無線タグ」、通信方法が地域や状況によって自由に変更できる「ソフトウェア無線」などがあがっている。

 こうしたサービスを実現するために、NTTでは、IPv6をベースに速度・品質保証を可能にし、セキュリティ機能強化や端末・サービスの多様性に対応したエンドtoエンド型の次世代ネットワークアーキテクチャ「RENA」(REsonant communication Network Architecture)の開発を積極的に推進する。また課金システムやシングルサインオンといったビジネスソリューションを企業や個人が利用できるプラットフォームサービスの提供も予定している。加えて多様な企業との提携により、上記例のようなサービスの実現も目指すとしている。

 NTTでは、ブロードバンドの本命である光接続サービスやユビキタス環境が今後どうなっていくか、また何を実現できるかを示すものとして「“光”新世代ビジョン」をまとめたとしている。サービス例の中には研究開発が進んでいるものもあるが、今後どういった形で提供していくかは、提携する企業などを含めてこれから検討する方向という。

(2002/11/25)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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