【サービス】
オーバーチュア、日本での本格展開を開始
■URL
http://www.jp.overture.com/
オーバーチュア株式会社は、「スポンサードサーチ」サービスの日本での提供開始を発表した。すでに「Yahoo!JAPAN」、「LYCOS
Japan」、「goo」のサイト上で同サービスを開始している。
「スポンサードサーチ」とは、特定キーワードの検索結果に、そのキーワードを広告として購入した企業や商品のサイトを表示する広告手法で、一般的には有料リスティングサービス、検索キーワード広告サービスとも呼ばれている。例えば自動車保険会社の場合、“自動車”“保険”“自動車+保険”といったキーワードを購入することで、これらのキーワードが検索された際に、検索結果の目立つ位置に自社サイトへのガイドを表示できるようになる。
今年6月に日本上陸を発表したオーバーチュアは、これまでにパートナーサイト(スポンサードサーチの検索結果を表示するサイト)としてgoo、Infoseek、Lycos Japan、MSN、Yahoo!JAPANと提携。前述の3社ですでにサービスを開始しているほか、Infoseek、MSNについても近日中にサービスインするという。また広告を出す側のクライアント企業については、「年末~年始までに数百社」(オーバーチュア代表取締役社長 鈴木茂人氏)を目標としている。パートナーサイトではISPなどへの展開も検討しているという。
なお「スポンサードサーチ」の競合サービスに、Googleが提供する「Google Adwords」がある。オーバーチュアによる日本での本格開始で、これまで海外が舞台だった両サービスの競争が、国内でも激しく展開することが予想される。これについて鈴木氏は「オーバーチュアではキーワードの提案や校正などを行なうエディターチームの質が高く、また充実した顧客サービスを提供できる。さらにGoogleでは料金にクリックスルーレートを加味しているが、オーバーチュアは入札した金額がベースなので、料金の透明性が高い面もある」と、その強みを語った。
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(2002/12/4)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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