独で不法サイト・極右サイトが年間30％増
独ITコンテンツセキュリティー大手Cobionがこのほど発表した調査結果によると、不法サイトや極右関連サイトなどの総数は年間30％増加し、この1年間内に10万件を超えていたことが明らかになった。ページ数では、600万を超える計算だ。
Cobionでは、1,000台のPCを社内に設置し、常に新たなサイトの情報を収集している。今回の結果は、こうやって自動的に収集した情報に基づくもので、20億ページを解析したもの。解析対象にはテキストのほか、画像や音楽データも含まれている。不法・猥褻サイトなどは、フィルタリングソフト「OrangeFilter」によって検出し、1,400万サイトが検出されたという。この1,400万サイトは、カテゴリー別に58種類のものに分類され、武器関連サイトやホームバンキング、オンラインショッピング、極右サイトなどに分類されている。
今回の結果は、不法サイトと呼ばれるサイトが無秩序に増殖しつつある状態を示しており、取り締まりがうまくいっていない現状が浮き彫りになった形だ。
(2002/12/17)
[Reported by Gana Hiyoshi]