【調査結果】
コンテンツプロバイダーのCDN利用進まず ~三菱総研調査~
■URL
http://www.mri.co.jp/NEWS/2002/pr02121700.html
三菱総合研究所は17日、「コンテンツプロバイダのネットビジネスに関する調査」の結果を発表した。コンテンツのブロードバンド配信が活発化しているにも関わらず、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の利用があまり進んでいないことが明らかになった。
映像や音楽等のブロードバンドコンテンツについて「現在、配信している」とした企業が35.0%あり、今後配信を予定している企業も16.5%あった。にもかかわらず、CDNの利用状況については、「CDN事業者と直接契約してる」とした企業は0%で、「コンテンツ配信の委託先を通じて間接的に利用している」がかろうじて2.9%。「利用を検討中」とした企業も6.8%に止まった。今のところ、コンテンツ配信を自社で行なっているケースが多いと考えられ、普及には時間を要するとしている。
これに対して、著作権管理などのコンテンツ管理機能への姿勢は積極的だ。配信目的のコンテンツを有するプロバイダーのうち、「現在利用中」としたところが38.6%あったほか、今後利用を予定している企業が27.2%に達した。データセンターについてもコンテンツプロバイダーの26.2%が利用しており、一般企業の17.5%に比べて採用が進んでいるという。
調査は10月から11月にかけて約1,100社を対象に実施され、103社からの有効回答を得た。
(2002/12/17)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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