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【サービス】

~BBXの40Gbps網にブレードサーバーを500ブレード分設置してサービスを提供

トラストガード、ブレードサーバーを利用したレンタルサーバーサービスを開始

■URL
http://www.trustguard.co.jp/

トラストガード渡辺 誠社長
大手町のデータセンターに設置されている「TrustGuard.NET」の様子

 トラストガード株式会社は26日、ブレードサーバーを利用したレンタルサーバーサービス「TrustGuard.NET」を発表した。料金は、標準サービス「ベースキット」で1台1,000円/日、2万円/月からとなっている。

 「TrustGuard.NET」は、40Gbpsのバックボーンに直結したデータセンターにトラストガードのブレードサーバー「TrustGuard/iSV」を500ブレード分設置し、コンテンツホルダーなどに提供するというもの。

 特徴は、通常のレンタルサービスと異なり、日割りで利用できる点と完全なroot権限が与えられるという点。日割りで利用が可能なので、一時的にサーバートラフィックの増加が予想されるストリーミングイベントなどを行なう際に、数日間だけ使用するなどという利用方法が考えられる。また、このサービスでは、トラストガード側はroot権限を所持せず、ユーザー側だけがroot権限を持つため、インストールするアプリケーションの自由度や、今後出てくるであろう未知のアプリケーションにも対応することが可能だ。なお、利用したデータはDBに設定情報などが保存されているので、1月1日に一日だけ利用して、再度1月15日に利用するなどという場合の復元もできるという。

 具体的なサービス内容としては、レンタルサーバーサービスのほか、データセンター引越しサービス、超並列グリッドサーバーサービスなどが予定されている。またアプライアンスサーバー形式で提供するサービスとしては、Webキャッシュサービスやストリーミングサービス、ダウンロードサービスなどがある。

 データセンター引越しサービスは、このサービスの一時的利用ができるという特徴を活かして、AデータセンターからBデータセンターへ引っ越す際「TrustGuard.NET」を間に置くことによって、出費を控えつつ安全なデータセンター移行を可能にするというもの。超並列グリッドサーバーサービスは、大学などの研究機関向けに提供するサービスで、ブレードサーバーの特徴を活かして実験時のみ貸し出すというものだ。この他にも、ルーターなど通信機器の負荷テストやスループット測定なども行なえるとのこと。

 ストリーミングやダウンロードサービスでは、ファイアウォールブレード1台に対して、その下に複数のダウンロードブレードを用意するというサービス。この組み合わせを複数個用意し、ロードバランシングと組み合わせることによって、アクセス負荷に対応することが可能だという。ストリーミングでは、インテリジェントDNSを組み合わせることによってさらに負荷分散ができる。

 トラストガードの渡辺誠社長は、「ADSLの普及により、ブロードバンドユーザーが急増している。しかし、そのブロードバンドに見合ったコンテンツを持っている事業者は、設備投資しなければ、そのコンテンツの真価を発揮できないのが実情だ。我々のサービスは、“良質コンテンツを持ちながら設備コスト面で悩んでいた”ようなユーザーに喜ばれるのではないだろうか」と語った。

BBXバックボーンイメージ
データセンター引越しパック
ダウンロード専用サービスイメージ
ストリーミング/Webキャッシュサービスイメージ
超並列グリッドサーバーサービスイメージ
スループットパフォーマンス測定サービス

(2002/12/26)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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