【調査結果】
オンライン取引に対する信頼性が向上~米Conference Board調査
■URL
http://www.conference-board.org/utilities/pressDetail.cfm?press_ID=2043
http://www.consumerinternetbarometer.us/
市場動向の分析などを行なう非営利団体の米Conference
Boardは、「米国インターネットユーザーのオンライン取引に対する信頼性が1年前に比べ向上した」とする調査結果を発表した。これは調査会社NFO
World GroupとForrester Researchの共同調査・発表による「消費者インターネット指標」(Consumer Internet
Barometer)に基づくもので、調査は四半期ごとに実施されている。
2002年第4四半期の調査結果によると、33%以上のインターネットユーザーが「オンライン取引は安全だ」と考えており、1年前の27.5%を上回る結果となっている。また、ユーザーの約4分の1は「個人情報が守られている」と答えており、この数字も1年前の22%に比べると向上していることがわかる。Conference Boardでは、オンライン上の金融取引やオンラインショッピングの満足度も向上したと発表している。
Conference BoardのLynn Franco氏は、「信頼性の低さは、これまでオンライン取引における大きな障害となっていた」として、「個人情報に対する顧客の不安が、オンライン上でビジネスを行なう際に大きな影響を与えていた。しかしこの障害はなくなりつつある」と語っている。
同調査では他にもインターネットの利用率が全体として増加したとしている。現在、米国一般家庭の37.4%がインターネットを日常的に利用していると答え、1年前の33.7%より増加している。月に一度以上インターネットを利用していると答えた数は全体の61%にのぼり、この数字も1年前の58.7%より増加している。
(2003/1/6)
[Reported by kiko@dokodemomail.com]
|