【業界動向】
Microsoft、米国でのXbox Live販売数が予測の2倍に達したと発表
■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2003/Jan03/01-07XboxSubscriptionsPR.asp
米Microsoftは7日、Xboxでオンラインゲームをプレイするための加入者セット「Xbox
Live」の販売数が25万セットを超え、当初の売り上げ予測の2倍に達したことを明らかにした。Xbox Liveは北米で発表されてから60日も経っておらず、好調な滑り出しとなった。
Microsoftが発表したプレスリリースではNPD Groupの調査結果を引用し、発売されてから最初の月に販売されたセット数では「PlayStation2」(PS2)のネットワークアダプタよりもXbox Liveスターターキットの方が86%上回ったとしている。またXboxLive加入者は平均1日2.5時間オンラインゲームをプレイしているという。
PS2ではネットワーク機能がオプションとなっているのに対してXboxは本体にEthernetポートが内蔵されており、ハードディスクも搭載されている。販売されているXbox LiveはMicrosoftのオンラインゲームサービスを利用するための1年間の加入権と、オンラインで音声通信するためのヘッドセットに過ぎない。これらの違いからMicrosoftがもともとオンラインゲームに力を入れていることがわかる。
この“小さなパソコン”にも匹敵する機能と性能を持ったXboxが家庭のリビングルームでネットワークに接続されたとき、Microsoftはオフィスだけでなく家庭への進出においても重要な足掛かりを築くことになると言われている。そのため、Xbox Liveの販売動向はインターネットサービス各社、コンテンツプロバイダーにとっても重要なデータとなる。
日本ではXbox Liveのベータテストは既に始まっており、1月16日に正式にサービスを開始する予定。欧州でも3月14日に開始予定となっている。
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(2003/1/8)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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