【業界動向/サービス】
東芝、「駅前探険倶楽部」を独立させ新会社を設立~BtoBに積極展開
■URL
http://ekitan.com/announce/topic/20030109/index.html (リリース)
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駅前探険倶楽部のサイト
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株式会社東芝iバリュークリエーション社は、同社が運営する乗換え情報サイト「駅前探険倶楽部」(以下「駅探」)の事業を独立し、新たに「株式会社 駅前探険倶楽部」を1月15日付けで設立すると発表した。
「駅探」は1997年に開始したサービスで、列車の乗り換え検索やタウン情報提供などの機能で人気を集めてきた。これまではコンシューマーを主体としたサービスを展開していたが、新会社設立を契機にBtoB市場へ進出し、積極的な事業拡大を図る。
具体的には、「駅探」をXML Webサービスに対応させ、企業のイントラネットなどへの導入を推進する。新会社では1月9日に日本オラクルの拡張ソフトウェアプログラム「CAI」(Cooperative Applications Initiativeの略称。「Oracle E-Business Suite」製品とパートナー社製品をオラクルの開発基準に基づいて統合し、顧客のカスタマイズ負荷を軽減できる)の認定を取得。これによって、「Oracle E-Business Suite 11i」や「Oracle9iAS Portal」と連携した定期券・交通旅費の清算、出張申請業務などのソリューション提供が可能となった。この「CAI」認証を活かし、オラクル製品利用企業へのソリューション提供を展開するほか、パッケージベンダーやSIベンダーなどと提携した事業拡大を進めていく方向だ。
また他業種の企業と提携して、乗り換え案内など“移動サポートサービス”機能を、各業種に合った形に適応させてのサービス提供も行なっていく。その第一弾として、不動産ポータル運営の株式会社ネクスト、不動産プロモーション・販売支援の株式会社デベロップジャパンなどと提携し、不動産業界向けに物件を購入した場合の通勤時間など生活環境の変化をオンラインで事前にシミュレーションできるサービスを展開する予定だ。
駅前探険倶楽部では、2005年度までに20億円の売上げを目標としている。
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(2003/1/9)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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