【ブロードバンド】
~米Connecion by Boeingがサービスインフラを構築
ルフトハンザが飛行中の航空機でブロードバンド接続サービスを提供
■URL
http://www.boeing.com/news/releases/2003/q1/nr_030115j.html
http://newsroom.cisco.com/dlls/prod_011503.html
米Connexion by Boeingは15日、世界で初めて商用航空機上でブロードバンド接続サービスの提供を開始したと発表した。これは大西洋上空を飛行する独ルフトハンザのボーイング747-400型機で実演したものだ。
このサービスのインフラはConnexion by Boeingによるもので、ルフトハンザは「FlyNet」のブランドで提供する。ダウンストリームが3Mbps、アップストリームは128Kbpsで通信できる。また、飛行機のキャビン内でWi-Fi接続が可能であるほか、座席にはイーサネットコネクタが用意されている。これらの接続機器はCiscoが提供しており、飛行機の計器類が誤作動しないよう規制に準拠していることがLufthansa Technik社により十分に確認され認定されたものだ。
ルフトハンザは今回から始まる3ヶ月のデモンストレーション期間中、接続サービスを乗客に無料で提供する。提供される便名はフランクフルトとワシントンの間を飛行するLH418便とLH419便だ。
Connexion by Boeingはルフトハンザ以外の航空会社とも提携しており、2月中頃にはBritish Airwaysでもサービスの実演を開始し、日本航空とScandinavian Airlines System(SAS)も2004年頃に同様のサービスを提供する予定だ。
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(2003/1/16)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com) ]
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