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長谷工、既存マンションのブロードバンド化を積極展開
~2年間で4万戸以上に導入、今後は中規模物件も対象に
■URL
http://www.haseko.co.jp/itnet/
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長谷工のブロードバンド化事業ページ
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株式会社長谷工コーポレーション(以下長谷工)は、既存マンションのブロードバンド化状況を発表した。
マンション建築管理の大手として知られる同社は、2000年頃より首都圏および近畿圏の既存マンションを対象としたブロードバンド環境構築事業を展開している。FTTB(Fiber to the Building)方式でマンションの建物まで光ファイバー回線を敷設し、マンション構内は設備条件に合わせてイーサネットや同軸、PNAなどを用いて接続するもので、事前に無料の技術調査を行ない、建物の設備条件や居住者のニーズなどを踏まえた回線やシステムをマンション管理組合に提案。合意を得たうえでブロードバンド環境構築の作業に入る流れだ。管理組合への導入費負担がなく、居住者のうち希望者だけが利用する自由加入方式を特徴とし、利用料金は月額2,980円~(別途初期費用が必要)。
長谷工では2000年11月から2002年12月の約2年間で、既存マンション868棟・14万9,137戸への技術調査を実施。これにはマンション居住者からブロードバンド回線導入希望があったケースと、同社が主導で行なったケースの双方が含まれる。結果として、調査を行なったマンションのうち、約3割に当たる251棟・4万6,579戸が実際にブロードバンド環境を導入ならびに決定したという。
同社では同事業で通信速度や料金などの多様化を進め、より積極的に展開していく方向だ。またこれまで総戸数100戸以上の大型マンションを主体としていたが、今後は50戸前後の中規模物件も対象として事業拡大を図っていく。
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(2003/1/17)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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