【レポート】
C&W IDC、光ファイバー網の実演と検証ができるデモルームを公開■URL
ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC株式会社(以下、C&W IDC)は、同社の光ファイバー通信網「Customer Access Network(CAN)」を体験できるデモルーム「CAN Cyber Space(以下、CANCS)」を2002年12月に開設しており、1月23日プレス向けに公開したので紹介する。 CANCSは、企業ユーザーやパートナー企業が光ファイバー通信網導入時に発生するであろう疑問や不安点の解消や、導入によって実現できるサービスの紹介を目的に設けられたデモルームだ。C&W IDCが用意したビデオ会議システムやVoIP機器を体験することができるほか、ユーザーが自分で機器を持ち込んで検証することも可能だ。 CANCSには、CANと比較検証用のISDN回線が引かれており、Cisco製のIP電話機や富士通のSoft Phone、ビデオ会議システムなどが用意されている。ここで実際に体験できるデモンストレーションコンテンツは、先に挙げたビデオ会議システムなどのほか、VLANのセキュリティ面などを検証することができる「VLANテスト」やスループットを測定する「スループットテスト」、アプリケーションの高速性を体感できる「Notesパフォーマンス」などがある。 体験方法には、これらのテストを通常の高速イーサネット上で体験する方法や、そのイーサネットに故意に高負荷をかけて行なう「ネットワーク混雑時テスト」、ネットワーク混雑時にCoS(Class of Service)を設定することにより、どの程度緩和されるか検証するテストなどが用意されている。また、これらの体験方法以外にもユーザーの要望次第では、随時追加する予定だという。 C&W IDCのネットワークプロダクト部ゼネラルマネージャーの今泉 誠氏は、「現在の光ファイバー通信網サービスなどでは、ベンダー毎に差別化することが難しい。差別化を図るには、ユーザーに実際に体験してもらって“納得した上で導入”してもらう方法が有効だと考えた。この体験スペースには、ユーザーの声だけでなく、社内の営業スタッフからの要望も反映させていく」と語った。
(2003/1/23) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
|