【業界動向】
NTT東西、地域IP網の接続料金値下げを申請■URL NTT東日本および西日本は、「Bフレッツ」「フレッツ・ADSL」「フレッツ・ISDN」のバックボーンとして使用している地域IP網の接続料金値下げについて総務省に認可申請を行なった。また、NTT東日本はアクセス回線を複数ユーザーで共有するBフレッツのニューファミリータイプについて、新しいスプリッタ構成を使用する接続料金を設定する。 NTT東西ともに行なうのは、アクセス回線事業者などがNTT東西の地域IP網に接続するための料金改定。従来まではNTT東西共通した接続料金で、1ポートあたり100MbpsのLANインターフェイスによる接続料金が月額64万9,047円、24MbpsのATMインターフェイスによる接続料金が月額87万7,683円、1.5MbpsのISDNインターフェイスが月額1万8,667円で、それぞれBフレッツ、フレッツ・ADSL、フレッツ・ISNのバックボーンとして利用されている。 見直し後の新料金はNTT東西で異なり、NTT東日本はLANインターフェイス接続を47万1,610円へ17万7,437円値下げ、ATMインターフェイス接続を54万5,492円へ33万2,191円値下げ、ISDNインターフェイス接続を9,113円へ9,554円値下げする。NTT西日本ではLANインターフェイス接続を40万4,179円へ24万4,868円値下げ、ATMインターフェイス接続を52万1,142円へ35万6,541円値下げ、ISDNインターフェイス接続を9,110円へ9,557円値下げと、NTT東日本に比べて値下げ幅が大きくなっている。 また、NTT東日本は最大100Mbpsのアクセス回線を複数ユーザーで共有する「Bフレッツ・ニューファミリータイプ」のスプリッタ接続料金を新たに設定した。従来まで局外4分岐、局内8分岐だったスプリッタを、局外8分岐、局内4分岐と変更することで、1つの回線を共有できるユーザー数を4から8へ拡張する。この方式はNTT西日本のファミリー100タイプと同構成になるという。新設された接続料金は局内スプリッタごとに2,316円、局外スプリッタごとに5,020円、回線ごとに763円。なお、地域IP網接続料金、スプリッタ接続料金ともに1回線につき139円、1請求書あたり125円の回線管理運営費が別途必要になる。 今回の接続料金は同日に発表されたタイプ2のADSL接続料金と同様、事業者がNTT東西に支払うもの。この料金改定により、ユーザーが支払う利用料金も値下げになることが期待される。 ◎関連記事 (2003/1/27) [Reported by nagasawa@impress.co.jp] |
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