【コンテンツ配信】
ネットスターら、認証なしでコンテンツの地域限定配信が可能なシステム
■URL
http://www.netstar-inc.com/news/030228.html
http://www.arearesearch.co.jp/release030228.html
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「IP-Based Digital Rights Management System」のシステム図
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ネットスター株式会社とサイバーエリアリサーチ株式会社は、Webサイト側で利用者アクセス制御を行なう新技術「IP-Based Digital Rights Management System」を共同開発したと発表した。
この技術は、サイトにアクセスする利用者のIPアドレスから利用者の国や地域、ISPや法人といった所属組織をリアルタイムに識別した上で、あらかじめ設定された範囲の利用者に限定したコンテンツ配信を可能にするもの。識別は国内外のIPアドレスほぼすべてに対応し、属性識別とアクセス制御にかかる時間は「通常のWebサイトのコンテンツ表示を妨げないレベル」(両社)という。ネットスターのWebアクセスマネジメント技術と、サイバーエリアリサーチのIPアドレスから利用者の属性を判定する「IPインテリジェンス」技術との組み合わせによって実用化されている。
国内限定など、エリアを限定した配信許諾のコンテンツの場合、これまでは会員認証が必要な専用サイトから配信するといった、いわば“閉じた形”での配信でしか対応できなかった。両社は今回の技術によって、会員認証などを必要とせずに地域を限定した配信が可能になり、また特に海外コンテンツなど、国単位の地域属性などで配信許諾権が制限されるコンテンツに適したものとしている。
この「IP-Based Digital Rights Management System」の導入例として、株式会社スポーツビービーが、テニス関連のブロードバンドコンテンツの配信を行なう(3月中開始予定)ことが決定している。なお同システムはネットスターとサイバーエリアリサーチが共同で販売展開するが、価格は導入規模によって異なるという。
(2003/3/3)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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