【業界動向/ネットバンク】
ジャパンネット銀行、インターネット取引トラブルを説明
■URL
http://www.japannetbank.co.jp/service/failure030428.html
株式会社ジャパンネット銀行(以下JNB)は、4月28日、および30日に起こったインターネット取引でのトラブルに関する説明を、同社サイトに掲載した。
同行では4月28日の10時半頃から、インターネット取引ができなくなる現象が発生。この状況は同日の17時過ぎまで続いていた。この状況を受けて、4月29日未明に機器の増強と設定のチューンナップなどの緊急対応を行なっていた。しかし、4月30日に、再び取引ができにくい状況が発生。ただ“取引が不可能”にはならず、ログオンなどに通常時よりも時間がかかるといった状態が続いていたという。この状況は30日の10時から15時前後まで続いていた。JNBでは28日、および30日の経過と、その間サイトに表示したメッセージなどをまとめて、5月1日よりサイトで公開している。
JNBによれば、今回のトラブルはいずれもアクセスが急増し回線負荷が大きくなったことが原因で、システムやサーバーなどのトラブルではないという。負荷の規模は明らかにできないが、攻撃などと見られる異常なアクセス集中ではないとしている。最近アクセスが増加している傾向はあり、それに対応するために5月3~5日をネットワーク増強のメンテナンスを行なう予定だったが、増強前にトラブルが起こってしまったという。
JNBではネットワークの増強を根本対策として行ない、今後はアクセス集中への対応とサービス安定のための対策を順次実施していくことを表明している。
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(2003/5/1)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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