![]() |
【ハードウェア】
SonicWALL、ファイアウォールやVPN機能を盛り込んだ無線LANアクセスポイント■URL 米SonicWALL社は14日、ファイアウォールやVPN機能を盛り込んだ無線LANアクセスポイント「SonicWALL SOHO TZW(以下、TZW)」を発表した。6月中旬より出荷を開始し、価格は25クライアントを含めて19万8,000円。 TZWは、IEEE802.11bに準拠した無線アクセスポイントにステートフルパケットインスペクションファイアウォールやVPN機能、Webインターフェイスによる管理機能を備えたセキュリティアプライアンスだ。特徴としては、IPSecの3DESを利用した暗号化をワイヤレスLAN上で実行する点や、クライアントやパートナーなどのゲストに対してゲストアカウントを作成し、インターネットサービスのみを提供することが可能な機能などが挙げられる。 特にワイヤレスアクセスでは、VPNクライアントとIPSecを併用することにより、より安全な無線LANアクセスを可能にしているという。実際の利用時には、クライアントPCにVPN用のクライアントアプリケーションをインストールすることによって、無線LAN利用時にVPNとIPSecを併用したアクセスが可能となる。ゲストユーザーの場合は、VPNクライアントのインストールが必要でない代わりに、ゲストアカウントとしてインターネット以外のイントラネットや社内サービスへのアクセスはできなくなっている。また、TZW背面のLANポートからスイッチなどを経由して有線LANと接続することも可能だ。 また、同社では同時にファイアウォール・VPNアプライアンス製品「SonicWALL PRO230/330」を発表した。これらは、新機能が追加された「ファームウェア 6.4J」を搭載している。価格は、PRO230が52万円、PRO330が72万円。 同社では、中小規模事業所やSOHOなどに向けてTZWの販売を行なっていく予定。SonicWALL日本オフィス代表の後藤聖治氏は、「中小規模のネットワークを中心に、価格性能比やアプリケーション統合性、容易な管理方法などを武器に販売していく」と語った。
◎関連記事 (2003/5/14) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
|