【イベント・レポート】
KDDI、FTTHやIPv6向けSTBなどを展示。FTTH向けSTBは秋頃から提供予定■URL
ビジネスシヨウ TOKYO2003のKDDIブースでは、セットトップボックス(STB)を利用したFTTHサービスやIPv6トライアルなどが展示されていた。STBによるFTTHサービスは2003年秋頃を目標として正式サービスを開始する予定だという。 FTTHサービス用のSTBは、松下電器産業製の「BroadNow」をKDDI向けにカスタマイズしたものを参考出展していた。FTTH回線を利用して、6Mbps程度の映像配信やカラオケといったコンテンツを利用できる。展示品はハードディスクやTVチューナーなども搭載した高機能タイプという位置付けで、STB機能のみの低価格モデルなども検討しているという。 STBを利用したFTTHサービスの提供開始は2003年度中を目標としており、早くても秋頃となる予定。利用料金については他に同様のサービスを提供している事業者が少なく、ファーストステップとしての価格設定が非常に重要となるため、サービスの発表直前まで慎重に検討を続けていくとした。ただし料金体系については月額や回数制、2泊3日など様々な形式に対応できるという。機器の提供方法も売り切り制やレンタルなど様々な方式を用意する予定とした。 また、6月1日よりサービス開始予定の「DION ADSL IPv6実証実験」も展示されていた。サービスの対象は「DION ADSL 12M(e)」ユーザーのうち抽選で選ばれた1,000名で、IPv6対応ルータやWebカメラ、実験サービス用のSTBなどが提供される。展示ブースではSTBを利用し、携帯電話からビデオの録画や照明のオンオフ操作を行なうデモや、ネットワークカメラやWebカメラによるテレビ電話サービスなどが体験できる。
◎関連記事 (2003/5/20) [Reported by 甲斐祐樹] |
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