【セキュリティ】
802.1x認証機能を手軽に導入可能な、50万円を切るアプライアンスサーバー
■URL
http://www.yokogawa.co.jp/YSV/ssv_as/astop.html
http://www.yokogawa.co.jp/YSV/press/press_AS.htm
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CFカードスロットが搭載されており、設定などはここに記録する仕組み |
横河エンジニアリングサービスは12日、IEEE 802.1xに対応した認証機能を提供するアプライアンスサーバー「As-F(Authentication Server-Field)」の販売を開始すると発表した。従来は設置・運用に高度な技術が必要だった802.1x認証サーバーを、基本的な設定だけで既存の無線LAN環境に手軽に導入できるとしている。
As-Fは、ハードディスクやファンなどの駆動部を持たない40.7×180×124.5mm(幅×高さ×奥行き)ほどの小型ハードウェアに、独自開発のLinux OSとアクセンス・テクノロジーの認証サーバーソフトウェア「fullflex wireless」を搭載してチューニングした製品。具体的な認証方式としては、Windows XP/2000に標準実装されているPEAPおよびEAP-TLSに対応するほか、Windows XP/2000/Me/98SE/98用のユーディック・ジャパン製クライアントソフトも用意。これをクライアントパソコンにインストールすれば、PEAP、EAP-TLS、EAP-TTLSの3方式に対応できる。無線アクセスポイントについては、エンテラシス・ネットワークスの製品について相互接続製を検証済みだが、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の相互接続試験をクリアした802.1x対応製品であれば、シスコシステムズやプロキシムなどのアクセスポイントでも運用できるとしている。
販売予定価格は、25ユーザーまで登録できる「As-F025」が49万円(二重化用の2台目は34万円)、50ユーザーまでの「As-F050」が76万円(同46万円)、100ユーザーまでの「As-F100」が110万円(同60万円)となっている。今回販売を開始するこれら中小規模ユーザー向け製品のほか、大規模ユーザー向けの「As-C(Authentication Server-Center)」も8月に販売開始予定だ。こちらは1Uサイズのラックマウント型で、300ユーザーまでの製品で200万円程度からの価格設定となる。
(2003/6/12)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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