【ハードウェア】
NTTコムウェア、超小型のLinuxサーバー「L-BOX」
■URL
http://www.nttcom.co.jp/news/pr03070101.html
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「L-BOX」の外観。縦置き型ルーターの高さを少し縮めて、幅を少し広げたくらいの大きさ
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NTTコムウェア株式会社は1日、ゲートウェイやファイアウォール機能を持つ超小型Linuxサーバー「L-Box」を7月7日に発売すると発表した。価格は4万9,800円。
L-Boxは、イーサネットや無線LANカード、RS-232C、PCMCIAカードなど各種インターフェイス端子を持つLinuxサーバー。ADSLなどに対応するゲートウェイ機能やファイアウォール機能、IPv4/IPv6対応などさまざまな機能を持つ。特徴は、高さ119mm、幅68mm、奥行98mm、重さ267gという大きさだ。
Linuxカーネルは「2.4.18」であり、200MHzのCPUと16MBのメモリを搭載している。出荷時にインストールされているアプリケーションは、ADSL接続や簡易ファイアウォール、DHCPとなっているため、無線LANカードやFOMAカードを挿入すれば、即座に無線アクセスサーバーとして利用することができる。
また、NTTコムウェアでは2001年10月に試作機を完成させて以来、実証実験を行なっており、防犯用として電子ロックなどと連動する「ホームセキュリティモデル」やネット家電と連動して管理を行なう「ネット家電モデル」なども利用方法の1つとして提案している。しかし、ネット家電などに利用する場合には、専用のアプリケーションを自分で開発しなければならない。
NTTコムウェアでは、「Linuxを搭載しているため、出荷時の機能に加えて、ユーザー側が開発したさまざまなアプリケーションをインストールすることができる。当社では、今後ユーザーの要望があれば現在出荷時に提供している以外のアプリケーション開発も検討したい」としている。
(2003/7/1)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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