【新製品】
企業向けの高セキュリティ機器を8月から出荷
ノーテルネットワークス、無線LAN市場に新規参入
■URL
http://www.nortelnetworks.com/corporate/global/asia/japan/news/07_01_03_wland_jp.html
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ラックマウント型の製品がWSS 2250。1Uサイズに6つのポートを備えており、スループットは暗号通信使用時で200Mbps、未使用時で1.6Gbps |
ノーテルネットワークスは1日、無線LAN機器市場に新規参入すると発表した。企業や通信事業者向けの製品として、セキュリティ機能を強化した無線ネットワーク機器3製品を今夏より順次出荷する。有線環境も統合してセキュリティを管理できる製品として、他社の企業向け無線LAN機器との差別化を図る。
8月より出荷を開始する「WLAN Security Switch(WSS)2250」は、ユーザー端末の無線LAN接続の認証機能や通信の暗号化をはじめ、ユーザープロファイルや端末のセキュリティレベルに応じて各種アプリケーションサーバーへの接続制御などが行なえる製品。さらに、企業の各フロアや支社などにWSSを導入することで、フロア間やオフィス間でのセキュアなローミングも可能になるという。セッションやIPアドレス、ユーザープロファイルがサブネットをまたいでも維持される仕組みだ。将来的には、企業のオフィス内に止まらず、WSSを導入したホットスポットでも同様に社員のアカウントのままで接続できるサービスも実現できるという。
WSS 2250は中小企業やホットスポットを対象としたモデルにあたり、500ユーザーまで収容可能。予定価格は164万円となっている。さらに、大企業や学校などを対象としたWSS 2260などがラインアップされる予定だ。
ノーテルが無線LAN製品として今回発表したのはこのほか、IEEE 802.11a/bに対応したアクセスポイント「WLAN Access Point 2220」(予定価格14万2,000円)、同じく2方式に対応した無線LANカード「WLAN Mobile Adapter 2201」(予定価格3万8,000円)。いずれも今年の第4四半期の出荷となっている。なお、WSSの機能は、他社製のアクセスポイントや無線LANカードによるネットワーク環境でも導入可能だとしている。
(2003/7/1)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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