【N+I 2003レポート】
横河電機、パケット逆探知システム「PAFFI」を展示
■URL
http://www.yokogawa.co.jp/News/press/0306/030630j.htm
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PAFFIの外観。上に展示されたボード「NAPPI」を搭載している |
「NetWorld+Interop 2003 Tokyo」に出展中の横河電機株式会社ブースでは、6月30日に発表されたパケット逆探知システム「PAFFI(PAcket Footmark FInder)」を展示している。
PAFFIは、パケットの通過点にアプライアンス「PAFFI Footmarker」を配置することによって、回線内を流れるパケットを監視し、逆探知を可能にするシステム。多地点に設置されたPAFFI Footmarkerから収集された情報は「PAFFI Manager」に集められ管理される。IDS装置と連携することにより、IDSが不正パケットを発見した際に、そのアラートに基づいて“特定のパケットが実際にどこを通ったか?”を追跡できる。例えば、フロアのLANをまとめているHUB地点にPAFFI Footmarkerを設置すれば、そのフロアから不正アクセスがあった場合に、IPアドレスなどを特定することが可能だ。
このシステムを応用し、ISPのゲートウェイなどにPAFFI Footmarkerを設置すれば、そのISPのユーザーが不正行為を働いた際に犯人を特定することが可能になる。横河電機では、ISPの協力を得ることで将来的には国内すべてのISPにPAFFIを設置し、セキュリティの向上に役立てたいとしている。また、同社ではPAFFI普及のために、PAFFI Footmarker(Windows版)のソフトウェア版の無償配布も検討しているという。
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PAFFIのシステム概要 |
(2003/7/2)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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