【サービス】
首都圏の大規模停電を見越して大阪のデータセンタでメール受信代行
■URL
http://www.firstserver.co.jp/news/2003/2003070201.html
ファーストサーバ株式会社は、現在首都圏で懸念されている大規模停電への対策として、一時的に大阪地区でメール受信代行を行なうサービス「電子メールバックアップリレーサービス(以下、メールバックアップサービス)」を7月15日より期間限定で開始する。料金は、2カ月契約で月額16万円から(原則、受注毎に個別見積)。
メールバックアップサービスは、首都圏企業のメールシステムが大規模停電でダウンした際に、大阪のデータセンターに配置してあるファーストサーバのメールサーバーでメールを受信するサービス。具体的には、DNSサーバーのMXレコードにファーストサーバのメールサーバーIPアドレスを追加することによって、顧客企業のメールサーバーが落ちた際に、ファーストサーバのメールサーバーに届く仕組みとなっている。従って、停電が発生しなければ事実上ファーストサーバ側のメールサーバーにメールが届くことはなく、“保険的”な意味合いが大きい。
また、セカンダリDNSサーバー自体をファーストサーバ側で用意するオプションサービスも用意している。MXレコードの追加作業やメール送受信件数の規模によって、対応が大きく異なるため、基本的には個別見積やコンサルティングを含めたサービスとなる。サービス提供期間は、7月15日から9月30日までの期間限定で、サービス受付は7月7日から。
ファーストサーバでは、「今やメール不通は、企業活動の中で死活問題とも言える。企業では、UPSなどの停電対策を行なっているだろうが、それでも不安な場合には当社のこのサービスが活きるだろう。現在の首都圏の電力事情を考慮すると、約100社の利用を見込んでいる」としている。
(2003/7/7)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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