【新製品】
日本IBM、モバイル環境の変化に応じてVPNセッションを保持するソフト
■URL
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2003/07081
日本IBMは8日、ノートPCやPDAなどのモバイル端末のネットワーク環境変化に応じて、VPNセッションを保持するソフト「WebSphere Everyplace Connection Manager V.5(以下、WECM)」を7月下旬に発売すると発表した。価格はWECM V.5が983万2,000円(1CPU)、WECM Starter Edition V.5が141万6,000円(50ユーザー限定)。
WECM V.5は、モバイル端末と企業の基幹システムとの間でVPNを使ったセキュリティを確保しつつ、モバイル側の移動に応じて最適なネットワーク環境を自動的に認識(クロス・ネットワーク・ローミング)するソフトだ。例えば、NTTドコモのWiFiとPHS対応のコンボカードを利用した場合、ホットスポットのエリア内ではWiFiに、エリア外ではPHS接続に自動的に切り替える。また、社内に戻ってLANに接続する時もセッションを保持したままアプリケーションの利用が可能だ。
パケット圧縮により合計接続時間を短縮したり、WebブラウザベースでHTTPS/SSLセッションを保持することも可能。クライアント側の対応環境はWindows、Windows CE、PocketPC、Palm OSなど。サーバー側ではLinux、IBM AIX、SUN Solarisをサポートしている。
(2003/7/8)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]
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